脳科学の本を読むと、脳は人がいつも思っていることや深層心理を、忠実に再現しようとすると書いてあります。つまり、普段から思っていることや「大前提」によって、その人の人生は作られるということです。
いつも運が良い人がいます。その人は自分が運が良いと思っているので、常に感謝の気持ちを持っています。神社やお寺に行ったら「ありがたい、ありがたい」と手を合わせます。
いつも運が悪い人がいます。その人は自分が運が悪いと思っているので、常に運を良くしたいという思いを持っています。神社やお寺に行ったら「お願いします、なんとかしてください」と手を合わせます。
これが、いつも運が良い人といつも運が悪い人の決定的な違いです。現在の状況がどうかということではなく、自分がどう「思い込んでいるか」の方が、はるかに大きな影響を与えるのです。
このことを本で読んで知って以来、私は必要以上に心配するのをやめました。何が起ころうと、どんな事態に陥ろうとも、自分は運が良いんだし、神様もご先祖様も守ってくれて、力を貸してくれる。本気でそう思い込むようにしました。それ以来、元々良かった運気が、更に急上昇しました。
普段から神社によく行きますが、お願い事はしません。今日この地に無事に参拝できたことに感謝の気持ちを述べ、いつも見守ってくれてありがとうございます、と心の中で伝えるだけです。
ここにも書きましたが、この世に生まれてきた時点で、あなたは既に運を授かっているし、相当な運気の持ち主です。そう思っていれば、その通りの人生が送れます。
不安や心配というのは、すればするほど膨らみます。不安や心配をするということは、不安や心配に水をあげて栄養を与えているようなものです。その気持ちは分かりますが、これからは運が良いんだと思い込み続けましょう。そうすると、そちらが膨らんでいきます。結果として、運がますます良くなるのです。