フリーランス女性の為のITコンサルタント笹野健

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静嘉堂文庫で国宝7点を1000円で見た話

現在、日本には国宝が1,117点あります。1,117点しかないと言うべきかもしれませんが。そのうちの7点を一気に見るチャンスが訪れました。しかも1,000円で。

 

場所は二子玉川にある静嘉堂文庫美術館。

www.seikado.or.jp

財閥の三菱グループ一家である岩崎彌之助と岩﨑小彌太の父子二代によって設立された由緒正しき美術館。ここが所有する国宝の7点が一同に会す、という展覧会が開催されています。

 

久々に降り立った二子玉川駅は、相変わらず混雑していました。高島屋の裏手に伸びる商店街を通り、住宅街を20分ほど歩いた先に正門を発見。そこから更にゆるやかな登り道を進むと、ジョサイア・コンドル設計の建物が見えてきました。

 

正門からここまで辿り着く間の木々も、目の前に広がる建物の佇まいも「完璧」です。この時点で既に満足ですが、お目当ては国宝7点。早速、美術館に入ることに。

 

重要文化財も凄いですが、やはり国宝とは価値が違います。そう思うのが普通だと思いますが、美術館というのは、どちらも同じように展示されていたりします。何気なく見ていたら、急に国宝登場。ここはまさしくそんな感じでした。

 

一番の売りは「曜変天目」の茶碗。これが静嘉堂文庫美術館では最も有名で価値が高いです。現存するのは三点のみで、しかもすべて日本にあるとのこと。そのうちの一つがこれ。という説明を先に読んでから来たので、有り難みがありました。

 

パッと見では、思ったよりも小さく、存在感も乏しいなと感じましたが、地下のホールで映像を鑑賞後にもう一度よく見てみたら、ようやく「良いかもな」と思えました。やはり国宝を理解するには、時間がかかるということかもしれません。

 

他の6点は、割と扱いが軽かったです。俵屋宗達の屏風絵や鎌倉時代の太刀は仰々しく置いてありますが、それ以外は説明が無いと気付かないレベル。やはりズバ抜けて有名なものと同じにしてあると、他が「霞む」のかもしれません。それを分かっているから、今まで同時に展示せず「小出し」にしていたのかも。

 

ワンフロアしかない展示室にも関わらず、何だかんだで1時間以上は滞在。地下のホールで映像を二本見て、隣の建物から庭園を眺めたりもしたとはいえ、結構いたなと。

 

この場所での展示はこれが最後で、今後は丸の内の明治生命館に移転されるようです。つまり、最初で最後。そういう意味では、良い体験になったなと。たった1,000円で国宝7点が見れる機会なんて、そうそうありません。6月6日までやっているので、良かったらどうぞ。平日でも老人を中心に賑わってます。

blog.kensasano.tokyo