この人売れないだろうなと思う人に限って、ホリエモンの本の熱心な読者だったりします。
ホリエモンの書いてあることを鵜呑みにして、あたかも自分がホリエモンになった気で、偉そうにマウンティングをかましてきますが。自分の中にきっちりと理論として落とし込めてないし、実体験が伴っている訳でもないので、完全に「空回り」していて、見ていて痛々しいです。
ホリエモンは「誰もでやったら出来る、出来るまで努力すれば良い、とにかく行動すること」と連呼していますが。それはホリエモンだから出来ることであり、バカで行動力がなくて要領の悪い人からすると、普通に努力することすら難しいのです。
生まれつき、そういうことが出来るホリエモンには、そういう人の気持ちが分かりません。自分が出来るんだから、あなたも出来るでしょ?というスタンスでいつも書いたり発言しています。
バカな人というのは、そう強く言い切られると「そうか」と思ってしまうので、それを信じ込みます。で、向いてないことを無理に頑張って、いつまでも成果が出ず、ホリエモンの新しい本が出たら、また買う。これを延々と繰り返しています。
よく考えてください。儲かっているのはホリエモンだけで、あなたは一円も稼げていません。本を買うことによって「お布施」しているだけです。そのことに気付かず、同じような内容の本を出る度に買っているのです。
ホリエモンは、プロ野球の参入問題やニッポン放送株問題、自身が逮捕された件を通じて、この国の「おっさん連中」相手にビジネスをやることを諦めたように思います。
その層よりも、バカな一般人を相手にした方が楽で儲かる。そのことに気付き、最近では同じような内容の本ばかり連続して出しているのかなと。他にもyoutubeやオンラインサロンもやっていますが、同じような層をターゲットにしています。
一番不思議なのは、ホリエモンの本がこれだけ出ているのに、ホリエモンの本を読んでお金持ちになったとか、稼げるようになったという人を、全くといっていいほど見かけないということです。もしかするといるのかもしれませんが、それならもう少し目についているはずなので、やはりいないのでしょうか。
ちなみに、ホリエモンの本は「初版3万部」だそうです。そうすると、全国の本屋さんに「平置き」されるので、ますます本が売れやすくなるのです。
このように、ホリエモンのビジネスのやり方を客観的に「研究」する方が、教祖と崇めてお布施し続けるより、はるかに稼げるようになりますよ、という話でした。