これはごく単純な理論で、お金は減ってもまた稼げますが、時間はもう二度と戻ってこないからです。
どれほどのお金持ちになっても、最後に求めるのは「時間」だと言います。いくらお金を稼いでも、あの頃にはもう戻れないとか、使い切る時間が無いと嘆きます。そう考えると、お金持ちより「時間持ち」の方が幸せとも言えます。
ほとんどの人は、お金の無駄遣いは良くないという認識を持っています。いかにお金を使わないようにするかを常に考え「節約こそ命」という人もいます。
そういう人に限って、時間の無駄遣いは平気でします。ダラダラとスマホを見る時間があるなら、他にやれることはいくらでもあるのに、何もやろうとしません。それでいつも「時間がない、時間がない」と嘆いています。
これがいつまで経ってもお金の苦労が消えない原因なのですが、本人は気付いていません。気付かないまま時間の無駄遣いをし続け、そのまま死んでいく。冗談抜きで、日本人の9割はこんな感じです。
そうはなりたくないのなら、まずは一日をどのように使っているのか、数字や図を用いて把握することから始めましょう。私の場合は、こんな感じです。
・睡眠 8時間
・読書 5時間
・仕事 4時間
・外出 4時間
・食事 1時間
・入浴&その他 2時間
これはある日の例ですが、仕事が2時間に減ったり、日によっては6時間に増えたりもします。外出しない日は、ここに映画やTver、youtubeの鑑賞が加わったりします。
家にテレビが無いので、ダラダラする時間は基本的にありません。スマホやパソコンも仕事以外にはほとんど触りません。そうすると時間がたくさん生まれます。その時間を使って、好きなことをとことんやるのです。時間とはそういうものだと思っています。
実家にいる時は、時間の使い方がもっと下手でした。テレビもあったし、スマホも触っていました。が、それでは好きなことをやる時間がどんどん減ってしまうことに気付き、劇的に時間の使い方を変えたのです。そうするとお金も入ってくるようになりました。
お金の使い方も大事ですが、時間の使い方はもっと大事です。そのことにいち早く気付き、実行に移すことが、お金持ちへの「最短ルート」です。