ほとんどの人は耳の痛い話を聞けません。自分にとって都合の良いことばかり聞こうとします。褒めてもらいたがります。そうすると間違いに気付きません。だから伸びないのです。
「私、褒められたら伸びるタイプなんです」と言う人を実際に褒めても伸びません。そもそも人の話を聞く気がないのと、そう言って問題点を指摘されるのを回避しているからです。そんな人は「もう放っておこう」と見放されます。
一流の人は、耳の痛い話を聞けたら「ラッキー」と思えます。今の自分にとって足りない部分を教えてもらえたと喜びます。こういう人には、周りもまた教えてあげようと思います。だから、どんどん伸びていくのです。
現状を変えたければ、どこに問題があるのかをまずは把握することです。それが掴めない限り、今のままです。それを知るには、他人から客観的に見てもらうのが手っ取り早いです。
耳をふさいでいる場合ではありません。積極的に聞いて回るくらいでちょうどいいのです。一流の人はそういうことを繰り返したからこそ、一流になれたのです。
自分にとって都合の良いこと、当たり障りのない心地良いことばかり耳にしていると、間違いに気付かないまま、歳だけ取っていきます。これで「残念なババア」の完成です。
そうなりたくなければ、周りが指摘してくれるうちに、耳の痛い話を聞ける人になっておきましょう。年寄りになってからはもう「手遅れ」です。