要するに、それぞれの「適性」が違うということです。
どれだけいい男でも、いざ結婚してみると、家のことは全く出来ないというパターンはよくあります。片付けが出来ないとか、決められた日にゴミを出せないとか。社会的な見た目とは違い、私生活はだらしないのです。
反対に、男としてはうだつが上がらなくても、ものすごく生活能力が高い人もいます。仕事は出来なくて収入も少ないけど、料理が上手いとか、マメに掃除をするとか、家のことは何でもやってくれます。
そんな人でも、いざ子供が生まれたら、面倒を見てくれないということもあります。あまり子供が好きでないとか、どう接したら良いのか分からないとか、そういう人もいます。
仕事が出来なくて収入が少なく、家事は全くやらないけど、ものすごく「子煩悩」な人もいます。とにかく子供が好きで、ずっと一緒に遊んでくれます。子供も喜ぶし、奥さんも随分と助かります。
というように、人はそれぞれ得意なことや好きなことが違うということです。それは単なる違いであり、優れているとか劣っているということではありません。
何か一つでも優れているところがあると、他のことも出来ると思い込んでしまいがちですが、そんな人は滅多にいません。一つでも優れていたら、それで「充分」です。
いい男であり、いい夫であり、いい父親でもある人に出会う確率なんて、宝くじに当たる確率より低いです。そういう「前提」で男を見ると、変に期待しなくなります。期待しなくなると、がっかりすることもありません。これが良好な結婚生活を送るコツです。