SNS・ブログ集客の指導歴13年のITコンサルタント笹野健

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遂にプロ野球のボールを手に入れた件【エッセイ】

遂に、遂に、遂に。長い長いプロ野球の観戦歴で初めて、ボールを手に入れた。しかも静岡で。

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年に数回あるヤクルトの地方開催でのホームゲーム。今年は新潟、松山、静岡であるとのことで、最も行きやすい静岡をチョイス。内野席に陣取って、息の詰まるような投手戦を見ていた。

 

あれは確か6回裏の攻撃時。バッターボックスにはオリンピックにも出場し、日本の金メダル獲得に貢献した、若き主砲・村上。3球目か4球目だったと思う。こちらの座席に向かってファールボールを打ち上げた。

 

球の軌道は真っ直ぐ上に向かい、一つ跳ね、二つ跳ね、ちょうどいい具合にこちらに飛んできた。贔屓目に見ると、最後のバウンドに関しては、ややこちらに「曲がった」ようにも見える。片手でキャッチ。ボールはけっこう汚れていた。

 

同じものを回収して何度も使うのだろう。傷も付いていて、今まさに投げました、打ちましたという「息吹」を感じる。硬球だけあって、硬くて重い。こんなボールが140キロ以上の速さで投げられ、体に直接当たったら、そりゃ怪我するわな、と納得。ちょっと怖くなった。

 

それにしても嬉しい。正確に数えたことはないが、今までに生で見た試合数は、軽く100は超えている。球場だって、北海道から沖縄まで行ったことがあるし、広島カープの球場以外は、全て制覇している。そこまで経て、ようやく手に入れただけに、感慨もひとしお。

 

ホテルに戻り、椅子に座りながら、上に投げては取るという行為を何度も繰り返す。酒を飲みながらこんなことをやっていると、少年時代を思い出す。

 

余談だが、宿泊しているホテルが、偶然にも対戦相手の中日ドラゴンズの選手と同じだった。せっかくならヤクルトと同じが良かったが、そんなこと言ってられない。

 

同じく野球観戦に訪れていた、母と息子の二人組とエレベーターで一緒になり、その子は大の中日ファンだった。ボールを二個手に入れていたら、間違いなく一つは譲ってあげたんだけどな。ごめんよ、少年。自力で手に入れるのに、こっちは39年もかかってるんだ。もう少し頑張れ。と、心の中で呟いた。

 

今、この文章を手に入れたボールを横に置きながら書いている。嬉しくて、泣きそうだ。

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