「笹野さんは膨大な量の本を読まれていますが、読み方のコツを教えてください」と、20代の美人な方に個別コンサルで質問されました。
私の書評ブログを楽しみにしてくれているみたいで、ここから何冊も本を買っているとのこと。そう言ってもらえると、こちらも嬉しいです。
コツは本を開いたら、まずは目次を読むことです。目次というのは「概要」です。そこに先に目を通しておくと、全体の構成が分かります。それを踏まえた上で本文を読み進めると頭に入りやすいです。
それと読んでいる途中に「今どのあたりか」が分かるので、ペース配分がしやすいです。「この項目は確かこの章の最後だったから、もうまとめに入るな」ということが分かります。そうすれば時間を有効に使えます。
で、最後まで読み終えたら、もう一度、目次を読みましょう。これで「復習」が出来ます。人の記憶力なんて大したことありません。さっき読んだはずなのに、もう忘れていることなんてしょっちゅうです。ここでしっかりと「二度見」しておきましょう。
このやり方は、勉強法としても使えます。まずは目次に目を通し、全体像を把握しておいてから本文の内容に進めば、理解しやすいと思います。
目次の部分だけ拡大コピーして、そこに本文のポイントを書き込んでいく「目次勉強法」は効果が高いことで有名です。
これはビジネス書や実用書、新書に限った話です。小説やノンフィクション本は、どうぞ好きなように自由に読んでください。私もそうしています。