検索上位のサイトが稼いでるとは限りません。
【執筆者:笹野健】
(女性専門のIT戦略コンサルタント。2009年に起業して以来、14年間で4,000名以上の女性の相談に乗り、アドバイスしたお客様の売上総額は「1億円」を突破。2,600文字超えの詳しいプロフィールはこちら。)
男性が作っているサイトに多いのが、やたらと知識をひけらかすというパターンです。別に聞いてもないのに「どうだ、俺はこんなにも詳しいんだぞ」というのをネット上でやりがちです。
女性はこういうのを特に嫌います。「詳しいのは分かったから、早く答えを教えてよ」と思います。残念なことに、検索上位のサイトに限って、そういう人が多いです。
Google対策は出来ていますが、それを読んでいる「人間対策」は出来ていません。検索上位のサイトを順に見ていっても、いまいちよく分からないのはこのせいです。
いくら検索上位に出てきても、何をやっているのかよく分からない人が多いです。商品やサービスの説明もありません。もちろん料金も載っていません。
それでは買いようがないので、こういうサイトをやっている人は稼げていません。単純に「上位表示されているだけ」です。
アクセスが少なくても、誰かの役に立っている人や、とてつもなく分かりやすい人は、きっちり稼げています。誰に、何を、いくらで売っているのか。それを買ったらどうなるのかが明確です。そういう人なら「買ってみようかな」とお客様はなります。
SEO対策をしないといけないと思い、あなたは上位表示されることばかりに気が行っています。それは仕方ありませんが、肝心なことが抜けていませんか?という話です。
Googleというツールを間に挟んでいますが、結局は、人が書いて、人が読んでいるのです。ロボットと違い、そこには「感情」や「気持ち」があります。そこを無視してロボット対策ばかりしていると、無機質で面白みのない自己中心的なサイトになります。
それがいくら上位表示されようとも1円にもなりません。人が売り、人が買っているのです。そのことがよく分かっている人から順に売れるようになっています。それはネットでもリアルでも同じです。