以前、恵比寿のアトレにある本屋さんに立ち寄ったら、こんな本が売られていました。
パラパラとめくってみたのですが、これを読んでまた「痛い目に合う人」が増えるんだろうなと思いました。
セルフブランディングというのは、何年かに一度くらいのペースで必ず流行ります。なんとなく横文字で格好良い感じがして、頑張ってる感が手軽に得れるので、そういうのが好きな人にウケが良いからです。成功しない夢見る起業女子によく見られるパターンです。
セルフブランディングに力を入れて、実際に売れた人を、未だかつて一人も見たことがありません。売れた人というのは、本人や売っている商品やサービスに、何かしらの「売れる要素」があります。それがある人がブランディングに力を入れるなら分かります。
ほとんどの人には、その売れる要素がありません。それが無い状態でブランディングだけ頑張っても、売れるようにはなりません。というシンプルな理屈です。
私は基本的にブランディングがどうとか言う人を信用しません。そんなことよりも、売れる要素を作ってあげた方が、圧倒的に売れるということを、身をもって体験しているからです。現実にこんな人もいます。
→セルフブランディングをやめたら生徒数が2倍になったダイエットスタジオ講師
セルフブランディングに力を入れたいという気持ちは分かります。分かりますが「順番が逆ですよ」と声を大にして言いたいです。
まずは商品やサービスに売れる要素があるか無いかを判断しましょう。それをやった上で、売れる要素があるならそれを伸ばせば良いし、無ければ作り出せば良いのです。
大丈夫。その「過程」で勝手に他との差別化が出来ます。それが結果的にブランディングになるのです。つまり、いきなりブランディングに力を入れるより、先に売れる要素を作り出してしまえば、両方が手に入る。そういうことです。その結果がこれです。
もう一度言います。ブランディングで全部うまくいく、訳がないのです。
【まとめ】
・ブランディングだけで売れるようになる人はいない
・商品やサービスの「売れる要素」大事
・そこに力を入れる過程で自然とブランディングされる
・だから売れる要素を先に作ると両方が手に入る