男女問わず、習い事ランキングの1位に君臨しているのが「英会話」です。本当に不思議だなと思います。
コロナ禍で時間が出来たといって、英会話を学びたいと思う人がさらに増えました。海外に行くことも外国人と接することも出来ないのに、なぜ英会話を学ぶ必要があるのか。私には理解できません。
仕事で必要な人ならまだ分かりますが、そんな人は既に日常会話レベルの英語は身につけています。ということは、これから学びたいという人は、仕事には英語も英会話も必要ない人です。
どれだけ多く見積もっても、日本人の9割は日本語だけで暮らしていけます。そんな人に限って「英会話、英会話」と言っているのです。
海外ドラマを字幕無しで見たいという人がいます。それよりも内容をしっかりと把握したり、登場人物に感情移入したり、物語の背景を探ることのほうが大事ではないでしょうか。
いくら字幕無しで映画が一本観れても、そこから何も得れなければ、単に時間を消費しただけです。英会話よりも日本語の読解力を上げないと意味がありません。
なぜ英会話を学びたいという人がこんなにも多いのかというと「ちょっと格好良さそうに見えるから」です。英単語をネイティヴのような発音で話すと、周囲が「おぉ〜」と驚いてくれるからです。その程度のことに時間とお金を使っていること自体、あまり賢くないなと思います。
自分に自信が無い小粒な人間ほどこの傾向が強く、プロフィールに「特技:英語」と書いています。本当に話せる人は、決してそんなことは書きません。ここにコンプレックスがモロに現れているのです。
どれだけ頑張っても、日本人の中で英会話がまともに話せるようになる人は、ごく少数です。英会話スクールの講師や経営者はこのことをよく分かっています。だからあれだけ熱心に宣伝しているのです。
日本語もまともに話せない人が英会話を習ったところで、収入もレベルも上がりません。単に、英会話を少しだけ習った経験のある人が一人増えるだけです。
英語の文献を読むために、語彙や文法を学ぶのであれば有意義ですが、お手軽に周りをマウンティングする為に英会話スクールにお金を払うのは、あまり賢いやり方ではありません。そういうことに気付くか気付かないで、成功するかしないかに分かれるのです。