1ページで済むような記事を、わざと何ページにも分割して、露骨にPV稼ぎをするサイトがここ最近増えています。
読むのが面倒だなと思ったり、そんなことまで分割する?と違和感を抱く人も多いのではないでしょうか。よく目にする記事の構成は以下のような感じです。
① クリックしたくなるようなタイトルをつける
② 本論になかなか入らず関係のない文章が続く
③ 次のページへ誘導する
④ 更に結論は次のページへ持ち越す
⑤ 最終ページは著者のプロフィールのみ
これでは読んでいる方にとっては「不満」しか残りません。貴重な時間を返せと思います。気になるタイトルだからと思ってクリックしたのに、なかなか本筋や結論が出てこない。そういう記事が最近あまりにも多すぎます。
なぜこんなことになっているかと言うと、ネット上の広告単価というのは、どれだけ多くの人に読まれたかではなく、どれだけ多くの「ページが」読まれたかで決まるからです。
100人に1ページずつ読まれるより、10人に10ページずつ読んでもらった方が効率が良くて、サイト運営者は稼ぎやすいのです。その「しわ寄せ」が読者に来ている。そういうことです。
Yahooの社員曰く、これまでは「一日に1億PV」はあったと公言していましたが、現在はそんなにも無いそうです。
他のニュースサイトが増えてきたり、ネット上のコンテンツが多すぎるという問題もあるのですが、ページ分割による露骨なPV稼ぎによって、ユーザーが離れていった面は確かにあるとのこと。それはとてもよく分かります。
私もYahooは日々チェックしていますが、少しでもページ分割している記事になると、見る気が途端に失せます。そこまでして知りたくないとか、別に読まなくても良いかという気になってしまいます。
月に30〜40冊も読んでいる「活字中毒」の人間でもこうなるのです。活字に慣れ親しんでいないとか、読むこと自体が苦手という人なら、もっと早く「ギブアップ」するでしょう。
ということが分かっているので、私は絶対にページ分割も露骨なPV稼ぎもしないと決めています。ブログでそんなことをやっても、誰も喜びません。いかに読みやすく、分かりやすく、簡潔な文章が書けるか。そればっかり考えています。
おかげさまで、平均の「約16倍」のクリック率を誇っています。小細工やテクニックを使わなくても、読み手にとってやさしい書き方を意識すれば、読んでもらえるという何よりの証です。
【まとめ】
・最近は露骨なPV稼ぎをするサイトが増えてきた
・そんなことをするとYahooでも読者が離れる
・読む気が失せる人が続出
・自分のブログでは決してやらないようにしよう