東大から三井物産に進み、還暦で叔父が創業したワークマンの専務に就任した土屋哲雄氏の著書。社員のストレスになることはしない、ワークマンらしくないことはしない、価値を生まない無駄なことはしないと決め、全社員にデータ活用の研修を受けさせ「エクセル経営」を実践した裏側が具体的に書かれている。経営者とか会社員とか個人事業主とかに関係なく、読んでおいた方が良いと心の底から思える一冊。
和田誠・平野レミ夫婦が二人の息子(唱:上野樹里の旦那&率:和田明日香の旦那)を連れて、1989年にフランス、スペイン、イタリアを車で回った際の旅日記。こんなに仲の良い家族、今では滅多に見ない。ほぼ食べ物の話だが、それだけでも充分に楽しそうで、旅気分を味わえる一冊。
イギリス人とアメリカ人の夫婦がパリに移住し、フランス人の母親たちの子育ての方法に驚くという、2014年に発売されたベストセラー本。赤ちゃんを朝までぐっすり眠らせる方法や食育、叱り方等、育児に悩む人に読んでほしい一冊。
全体的に書いてあることは他の睡眠本と同様だが、たった3つのストレッチ(首揉み、腕回し、足首曲げ深呼吸)だけで、ぐっすり眠れるなら凄い。睡眠不足の人や寝つきの悪い人におすすめしたい一冊。
秘密のケンミンSHOWのリサーチャーをしていた著者が、盛岡の福田パン、大阪の551蓬莱、茨城のばんどう太郎、四日市のおにぎりの桃太郎、埼玉のぎょうざの満洲、十勝のカレーショップインデアン、熊本のおべんとうのヒライについて取材した新書。全国展開せずに、その地域に根ざして商売をするというのは、やはり「真っ当」なのだと痛感。そこに行かないと食べれない方が価値があって良い。改めてそう思った一冊。
先日行った個展の物販で見つけた、高橋留美子、関川夏央、ヤマザキマリ、夢枕獏、久住昌之といったゆかりのある面々が選ぶ原画集。プロが見てもやはり抜群に上手い漫画家だったんだなとよく分かる。アシスタントをしていた上杉忠弘さんの解説が特に良くて、この絵はこんな風に描いたという「種明かし」が面白い。谷口ジローさんのことが更に好きになった一冊。