コロナ禍の料金設定に悩んでいる人が多いです。個別コンサルでもよく相談されますが「コロナ禍でのお客様の資産状況はどうか?」を考慮すれば、答えは出ます。
【執筆者:笹野健】
(女性専門のブログ集客コンサルタント。2009年に起業して以来、13年間で3,900名以上の女性の相談に乗り、アドバイスしたお客様の売上総額は「1億円」を突破。詳しいプロフィールはこちら。)
「コロナで苦しい人が多いから、値下げした方が良いのかな?」とか「全体的に値上げしているので、それに便乗するのもアリかな?」と悩んでいる人が大半です。
公務員、年金生活者、生活保護受給者を対象にする商売であれば、値下げする必要はありません。コロナ禍においても収入が減っていないからです。
公務員はボーナスは減りましたが、部署によっては残業がものすごく増えているので、収入自体は上がっている人もいます。
次に会社員を対象にする商売で考えてみましょう。コロナで業績が上がっている会社の社員を対象にするのであれば、値上げしても大丈夫です。逆に業績が下がっている会社の社員を対象にするなら、少し下げても良いと思います。
ある程度の規模の会社なら、ネットですぐに業績が調べられます。過去3年くらいまで遡って見てみましょう。それと今後の予測もしてみましょう。その数値を考慮に入れて値付けすれば、大きく外れることはないでしょう。
お金持ちを対象にする商売はどうでしょうか。人によっては、コロナ騒動が起こって以来、株で大きく儲けている人もいます。そういう人を対象にするなら、大幅に値上げしても良さそうです。
最後に「その他大勢の庶民」を相手にする商売です。4月からありとあらゆるモノが値上げされました。一方で給料や収入は上がっていません。ということは今まで以上に「節約思考」が強くなるということです。
ワークマンがなぜコロナ禍でも業績を伸ばしているかというと「高機能の商品を低価格で売っているから」です。そこにその他大勢の庶民は反応しているのです。これが一つのヒントです。
私の個別コンサルの料金は頻繁に変わります。ダイナミックプライシングのように、その時々の社会情勢によって細かく変えています。
以前は2時間で5万円でしたが、今は2時間で3万円にしています。その方が「買いやすい人」が増えるからです。買う人が増えると、結果的に「総収入」は増えます。
実を言うと、コロナ禍になってから、私の総資産は「過去最高」を更新し続けています。値段は下げましたが、今まで買えなかった人が買えるようになったからです。
こういう「戦略」を考えるのが、私は大の得意です。相談してもらえれば、あなたの戦略もきっちり考えます。