自分が言いたいことの99%は相手には伝わりません。残念ながら、これが現実です。だからこそ「これでもか」というくらい、分かりやすく説明したり、伝える工夫をする必要があるのです。
【執筆者:笹野健】
(女性専門のIT戦略コンサルタント。2009年に起業して以来、13年間で3,900名以上の女性の相談に乗り、アドバイスしたお客様の売上総額は「1億円」を突破。詳しいプロフィールはこちら。)
自分の言いたいことが相手に思うように伝わらなくて、イライラしている人をよく見かけますが、そういう人はこの現実に気付いていないか、目をそらしているのです。
こういう人は常に自分本位で、相手に対する思いやりや配慮に欠けている、とても横柄な人です。
10個言って、1個でも伝われば「御の字」です。もし2個や3個伝わったら、もはや「奇跡」です。そのくらいの感覚でいる方が、相手には優しくなれます。
文章には、その人の人柄が「モロ」に出ます。個別コンサルに申し込んでくれた人のブログを数ページ読んだだけで、その人がどんな人かがほぼ分かります。
どれだけたくさん記事を書いていても、相手に対する配慮や思いやりの無い人は、いつまでも売れるようになりません。配慮や思いやりの無さが、ブログからお客様に伝わってしまうからです。
なので、まずはそこから直していきます。「自分が買う側になった時、売り手がこんな表現をしていたらどう思いますか?」と聞くと、自分の書いた文章がいかに横柄かということに気付けます。
私の文章は「読解力の低い頭の悪い人」を対象に書いています。だから専門用語や略称は一切使っていません。10歳の子供が読んでも理解出来るように工夫しています。
それでもお客様に会った時に、まるで違う解釈をしている人がいるので「伝わってないなぁ・・・」と思うことがよくあります。
これは100%書き手の責任です。相手はなんせ読解力が低い人なのです。そこに合わせて書けなかったほうが悪いのです。
ここまで意識して書いていると、とても分かりやすい文章になると思うので、良かったらあなたも工夫してみてください。
【まとめ】
・言いたいことは伝わらないという前提でいると謙虚になれる
・読み手の読解力が低いことを忘れないようにしよう
・伝わらないのは書き手の責任