世の中が便利に進化してきて、何でも無料で出来るようになってきましたが、やはり自腹を切っている人には勝てません。これは「普遍的な法則」です。
【執筆者:笹野健】
(女性専門のIT戦略コンサルタント。2009年に起業して以来、13年間で3,900名以上の女性の相談に乗り、アドバイスしたお客様の売上総額は「1億円」を突破。詳しいプロフィールはこちら。)
無料でやろうとする人が全体の99%です。この層はみんな同じものを見て、同じような行動をするので「差」がつきません。その他大勢に埋もれてしまいます。
ほんの僅かでも、お金を払ってやろうとする人は少数派です。この時点で差がつきます。しかもお金を払うと「元を取ろう」という気になるので、必死にやります。ここでまた差がつくのです。
パン屋をやっている人の元に「修行したい」と言う人が二人来ました。二人のスタンスは真逆でした。
A:無料でどこまで教えてもらますか?
B:お金を払うので雑用だけでもさせてください
店主はAさんは断り、Bさんだけを採用しました。基礎から丁寧に教え、給料まで払いました。その後、独立するまでに成長し、今や人気店を作り上げています。
このエピソードを、あなたの仕事に当てはめてみてください。あなたの元に弟子入りしたいという人が来たとして、どちらのタイプなら「教えてあげよう」と思うか、という話です。
何でも無料で済まそうと思っている人は、自分も同じように無料で済まされます。少しでも身銭を切る人は、同じようにお金を払ってもらえるようになります。
あなたの元にお金が集まるかどうかは、実はあなたの普段の行いによるのです。そのことに気付くと、人とお金が集まるようになります。これ、本当の話です。