起業して儲かる人と儲からない人の違いは、目的の違いです。お金が先に来ると、儲かりません。お金を後回しにすると儲かることもあります。
「儲けよう」と思って始めると儲かりません。「儲けは度外視して、人の役に立とう」とか「自分がどうしてもこれをやりたいからやろう」と思って始めると、ごくたまに儲かることもあります。
そのくらいのスタンスでいると、失敗しても挫折しません。まぁ、そんなもんだろうなと思えます。そう思えるような人の方が、成功する確率は圧倒的に高いです。
お金を目的にする人は、まず「金勘定」から始めます。月にいくらの売上があって、自分にはいくら入ってきて、何かを買っても貯金がいくら出来て、という計算をします。
まず、その通りにはなりません。お金は「出て行く一方」です。そこで心が折れて、あっと言う間に貯金が底をつき、再起不能になるのです。こんな人を今まで山のように見てきました。
成功する人は、そもそも儲けようという気がありません。自分がやりたいからやっているだけです。買いたいという人が現れたら「えっ!何で?」と不思議な気持ちになります。
私は30歳までに起業するつもりでしたが、前倒しで27歳で起業することになりました。特に何をやるかも決めず、本を読んだり、お酒を飲んだり、映画を観たり、あっちこっち「ウロウロ」していました。
そんな様子を好き放題にブログに書いていたら、ある洗顔石鹸メーカーの社長夫婦から「仕事を依頼したい」というメールが来ました。ビックリしました。
「なぜ、私にコンサルティングを依頼したのですか?」と聞くと、単刀直入に「ブログが面白かったから」と言われました。それでホームページの改修等も含めて、100万円近くの売上になりました。世の中、不思議な人もいるもんだなと思いました。
当時と今と、私のやっていることやスタンスは一切変わっていません。毎日、本を読んだり、お酒を飲んだり、映画を観たり、あっちこっち「ウロウロ」しています。その「合間に」ブログを書いたり、仕事をしているだけです。儲けようという気は全くありません。その結果、起業して14年も続きました。世の中、こんなもんです。
【まとめ】
・「儲けよう」と思って起業すると儲からない
・成功する確率が高いのは「期待値」の低い人
・肩肘張らずにゆっくりやろう