スポーツチームの監督が「気合だ!」と言ったり、職場の上司が「とにかくなんとかしろ!」と言うと、ただの根性論だなと思い、時代遅れだなと嫌う人は多いです。
そういう人に限って、スピリチュアルは信じてしまうから不思議です。目に見えないものを頑なに信じて、絶対にそうなると強く思い込めば、本当にそうなると思っています。
根性論もスピリチュアルも、共通しているのは「具体的なことは何も言っていない」ということです。が、それぞれをまるで別のように捉えているのでしょう。
根性論は古臭くてダメ。スピリチュアルは神聖だから大丈夫。こう思っている人が、とにかく多いのです。
スピリチュアルを商売にする人にとっては、こんなに「おいしい状況」はありません。カタチの無いものでも、それを信じてくれているのです。適当なことを言っておけば、勝手に信用してくれて、更に買ってくれます。
スピリチュアルの人がよく口にする「あなたの思うままに」とか「きれいなままで」という言葉を信じて、幸せになった人を、未だに見たことがありません。
結果を変えようと思うなら、具体的な行動が必要です。強く思い込むだけでは、幸せはやってきません。「引き寄せの法則」を信じるくらいなら、何か一つでも行動するべきです。
ということをブログに書くと、「アンチ・スピリチュアル」の人が集まってくるので、これはこれで商売になります。結局、集客というのは、人の心理がどれだけ分かっているかなのです。