「youtubeを効果的に使って集客や売上に繋げたいのですが、その方法が分かりません」という相談を、ボイストレーナーの方からされました。コツは、再生回数や収益を意識せずに、あくまで「購入時の補助」として動画を使うことです。
人は、相手のことがよく分からないと不安になる生き物です。分からないから確かめようと思う人は稀で、「分からない→やめておこう」となるのが普通です。そういう人には「動いている姿と声」を動画で見せてあげるのが効果的です。
ボイストレーナーというのは、人と人が接する「アナログ」な仕事です。相性も大事です。そういう意味でも、この人のボイストレーニングを受けるかどうかの決め手になるのが「動いている姿と声」になりますよ、ということです。
ネット上で売りたければ「必要な情報はすべて先に出す」ということを徹底しましょう。あなたの「動いている姿と声」もここに含まれます。お客様が知りたがっている情報は、全て先に出す。これが「基本のキ」です。
私のyoutubeチャンネルを熱心に見てから、個別コンサルを受けに来てくれる人も多いです。中には、あまりのトーンの低さにハマってしまい「散歩中にずっと聞いています」という人や、ジムのルームランナーの機械にセッティングして「聞きながら走っています」という人もいます。
youtubeを始めたのは2014年です。今のチャンネルで二代目です。再生回数を増やそうとか、収益を出そうという気は一切ありません。髪型が頻繁に変わるので、定期的に動画をアップしておかないと、駅で待ち合わせする時にお客様が困るかなと思い、始めたのがきっかけです。
一般消費財よりも高額な商品を売っているので、買い手は慎重になります。その「補助」として、こんな人ですよ、という意味で、「動いている姿と声」を見せているに過ぎません。それでも意外と「5万6千回以上」も再生されているので、世の中には物好きがいるんだなと驚いています。