「売れる仕組みを学ぶ為に、40万円ほどする講座に参加したのですが、結局、何を売ればいいかとか、商品をどう作ればいいのかを教えてくれなかったので、とても残念な気持ちになりました」という方が、個別コンサルに来てくれました。
確かに、仕組みだけを学んでも、肝心の商品が無ければ、売れるようにはなりません。どれだけ優れた仕組みであろうが、商品自体に魅力がなければ、誰も振り向かないでしょう。
本当に素晴らしい仕組みなら、どんな商品でも売れるはずです。その仕組を使って、実際に商品を売った方が儲かります。が、そうはなっていません。売れる仕組みの講座を売っているということは、その「講座」が商品であり、それさえ学べばなんとかなると思っている人がターゲットだということです。
しかもその仕組というのは、大手企業のヒット商品の「分析」だったり、海外の特殊な事例を紹介している場合がほとんどです。Amazonはこうやって儲けていますと言われても、商売のド素人で日本人のあなたには、何の参考にもなりません。
仕組みさえ知れれば、売れると思っている時点で、商売のセンスがありません。そういう人を相手にしている業者からすると、絶好の「カモ」です。そこを改めることから始めないといけません。
私がいつも「売れる要素」のある商品を作ることに全力を注ぐのは、こういう考え方と真逆だからです。冒頭に書きましたが、仕組みがいくら優れていても、肝心の商品自体に魅力がなければ、誰も欲しいとは思いません。
シンプルな理屈ですが、ここが分かっていない人がとても多いのです。だからこそ、ここにものすごく時間をかけています。そうすると、商売のド素人でも、起業初心者でも、売れるようになります。
SNSがどうとか、マーケティングがどうとか、ブランディングがどうとかをやたらと気にする人が多いですが、そんなものは「後回し」で大丈夫です。「まずは商品」です。そこが決まれば、どのSNSを使い、どう情報発信して、どう売っていくかが決まります。
そのもっと「手前の段階」でつまづいていることに早く気付きましょう。あなたがやっていることは、「順番」が逆ですよ。