ブログには書けることより「書けないこと」の方が圧倒的に多いです。どれだけ配慮して書いても、どう捉えられるか分からないのと、時代の流れ的にあれこれ気を使わないといけないからです。
比率で言うと、書けることが「1」で書けないことが「9」です。詳しく書いてあるなと思っても、実際は全体の10分の1しか書かれていない、ということです。
そもそも文章というのは、頭の中身を「要約」したものであり、考えていることが全て書かれているということは基本的にあり得ません。小学生の読書感想文ならまだ分かりますが、大人がそれをやると、ものすごくバカに見えます。だから、みんな、文章にする時は、まとめて書こうとするのです。
一般的には、書けない話の方が面白いです。俗に言う「裏話」だったり「暴露」だったりするので、そういう話を聞きたいというのが、人間の根源的な欲求でもあります。
逆に、書ける話だけで完結すると、そこで終わってしまうので、つまらない人だと思われます。それ以上、その人に興味を持つことはないでしょう。全て書ける時点で、大した話ではないのです。
読み手にとって一番ワクワクするのは「この人はこう書いているけど、実際に会ってみたら、この何倍も色んな話が聞けるんだろうな」と思う瞬間です。その人に対して、広さと深みを感じ取れると、人は興奮します。
私はかれこれ16年ほど毎日ブログを更新していますが、書いていることは全体の1割以下であり、書けないことが残り9割もあります。セミナーや個別コンサルでは「書けないことばっかり」喋るので、それを「聞きたい!」という人が、全国各地から押し寄せるのです。
ここだけの話ですが、このブログに書いてある記事を全て読み込み、そこに書いてあることを実行に移すだけで、そこそこのレベルまでは達し、それなりの売上も立ちます。そこに気付き、そうする人もいます。頭の良い人です。
私としてはそれでも全然構わないのですが、実際に会って直接話した方が、聞けない話もたっぷり聞けるし、一対一なので、あなたの為に、あなたに合わせた話をしてもらえるので、お得感と満足度が「ケタ違い」ですよ、ということをお伝えしておきます。