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ペルソナ設定で失敗する原因と対処法

「起業塾でペルソナ設定が大事だと教わり、その通りにやってみたのですが、売上が伸びません」と、意識高い系の人に相談されました。

 

ペルソナ設定とは、ターゲットを個人にまで絞り込み、その人に向けてPRしたり、販売方法を考えるという、マーケティング手法の一つです。

  • 年齢
  • 性別
  • 趣味
  • 居住地
  • 収入
  • 好きなブランド・・・etc

このように事細かく設定し、その人を対象にして情報発信していきましょう、というやり方なのですが、これには以前から「疑問」を持っていました。

 

そもそも、ターゲットである特定の個人というのは、売り手が勝手に「作り出した」ものであり、実在しません。こんな人がいたら良いなという「妄想」です。そんな相手に向かってPRしても、存在しないのであれば、どれだけやっても届きません。これがペルソナ設定をやってもうまくいかない原因です。

 

特定の個人を設定するなら「実在の人物」に向けて書くべきです。そうすれば、話がより具体的になり、同じような悩みを持っている人にも届きます。私は昔からずっとこのやり方を貫き通しています。

 

15年前、起業して初めてのお客様は「大川さん」でした。夫婦で洗顔石けんのメーカーを立ち上げたばかりで、特に奥様の方が、私のブログを随分と気に入ってくれていました。なので、その当時は大川さんの奥様から聞かれたこと、悩んでいること、喜びそうなことばかり書いていました。

 

二人目のお客様は「三木さん」です。まだ若い人でしたが、とても勉強熱心な人でした。対面して話していた時のことを思い返し、会話の内容を再現するように、質問に対する回答を何度も書きました。

 

三人目は「丸さん」です。麻布十番に住んでいるマダムで、自宅サロンをやっていました。年齢が一切違いということと、出身地が近いということ(愛知と三重)で、随分と仲良くなれました。質問されたことはほぼ全て、ブログ上で再現しました。

 

このように、直接会ったことがあり、実際に質問されたことを、その人に向けて書くと、リアリティが増します。それを読んだ同じような悩みを持った人にも響きます。

 

架空の人物を無理に作り出すのではなく、会話の内容を覚えておいて、それをブログ上で再現する。こういうスタンスでやると、ペルソナ設定はうまくいきますよ。

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