「フリーランスになりたいのですが、何かやっておくべきことはありますか?」と、大手企業の会社員の方から相談されました。2つあります。
・引っ越し
今の家に住み続けるなら構いませんが、ライフスタイルが変わるので、どこかに引っ越そうと思っているなら、会社員のうちにやっておきましょう。
大手企業の正社員なら、大抵の場所なら審査が通りますが、フリーランスになるとそうはいきません。家賃がいくら安くても「定期収入」という意味で引っかかる可能性があります。
不動業界の「裏話」をすると、申込用紙に、フリーランスへの社会的評価が「如実」に現れています。自身の職業に丸を付ける欄があり、順番は以下のようになっています。
- 公務員
- 正社員
- 契約社員
- 派遣社員
- フリーター・アルバイト
- 自営業
- 無職・家事手伝い
このように、自営業というのは、無職の「一歩手前」くらいにしか思われていません。それよりも定期的に収入のあるアルバイトの方が信用できると、大家には思われているのです。これが世の中の現実です。
・クレジットカードの作成
これも同じ理由で、大手企業の正社員なら、どこのカードでもすぐに作れます。フリーランスになると、カードのグレードが下がったり、利用可能枠が少なかったりするので注意が必要です。
退職はいつでも出来ますが、フリーランスに一度なってしまえば、また会社員に戻るのには相当な労力がかかります。出来ることは、出来るうちにやっておきましょう。