「たまに値引き交渉をしてくる人がいて、正直うざいなと思っています。どのように対処すればいいですか?」と通販でバスソルトを売っているという方に相談されました。
値引きを要求してくる時点で、相手はあなたのことも商品のことも認めていません。そんな人と取引しても面倒で気分が落ち込むだけです。利益も減ります。良いことなんて一つもないので「秒速」で断りましょう、とアドバイスしました。
不思議なもので、人は一瞬で断られると、意外と怒りません。「あぁ、そう」くらいで、もう次のことを考えている人がほとんどです。引き伸ばして引き伸ばして最後に断った方が、怒りを覚える人は多いです。
その後、アドバイス通りにやったみたいで、その感想が届きました。「笹野さんの言う通り、ぴしゃっと断るようにしたら、そこからは何も言ってこなくなりました。そういうことに対処しないといけないというストレスも減り、売上も徐々に伸びています」とのことです。
私も昔、法人のコンサルティングをやっている際に、よく価格交渉をされました。中小企業の社長というのは癖の強い人が多く、なにかと自分の主張を押し通そうとしたり、とりあえず値引きを要求しないと気が済まない人もいます。こういう人への対応は、ものすごく疲れました。それが法人から個人へ切り替えた一つの要因でもあります。
あなたのことを大事に思ってくれたり、評価してくれる人とだけ付き合っておけば、人生はうまく回ります。人間関係のストレスも無くなり、売上も増えます。
当時、全体の9割あった法人の売上を全て捨て去り、思い切って個人相手だけに変えたことで、私の人生は「好転」しました。その結果、今ここにいます。良かったら、参考にしてください。