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安売りや割引が逆効果になったハンドメイド作家の事例

「こんなにも割引してるのに、なかなか売れないんです」と嘆くハンドメイド作家の人が相談に来ました。作品を直接見たのですが、客観的に見ても素敵なものでした。なぜ割引しているのかがよく分かりません。

 

この人の問題は、自分が売っているものを「価値がないと思い込んでいる」ことです。販売サイトを見せてもらうと「SALE」や「50%OFF」という文字が乱立していました。これでは売れるものも売れません。

 

自分が気に入ったものが、安ければ安いほどいいと思う人が「全て」ではありません。あまりにも安すぎたり、割引率が大きすぎると、不信感を抱くという人も一定数います。そういう人に安売りや割引をアピールしても「逆効果」になるだけです。

 

安売りや割引している理由を聞くと「自分に自信がない」とか「他の人はもっと安く売っている」という言葉が次々と出てきました。「気持ちは分かりますが、あなたの作品はどう見ても素敵です。既に数十点は売れているという事実が、それを証明しています。価値を認めていないのは、あなただけですよ」とお伝えしました。

 

その途端「ハッ」という顔をしました。「そんな風に考えたことがありませんでした」とも言っていました。それが、この人が苦しんでいる原因です。

 

同じような事態に陥っている人は、かなり多いと思います。自分の価値を自分で認められず「私なんて、この程度だろう」と卑屈になっている人です。

 

売上げがゼロなら仕方ありませんが、一点でも売れたのであれば「お金を払ってでも欲しい」と思った人が、この世に一人はいたということです。その人がなぜ買ったのか?どこに魅力を感じたのか?そこを「深堀り」していけば、もう一点売れます。二点売れたら、三点売れます。商売というのは、結局はこれの「繰り返し」です。

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