問題を解決しようとしても解決しません。対処法も見つかりません。それよりも、まずは問題を整理してみましょう。箇条書きで良いので、どんな問題があるのかを並べてみることです。すると冷静に客観的に問題を見れるので、自然と対処法が見つかります。それを一つずつやっていけば、問題は解決します。
問題が発生した時、慌てて「どうしよう、どうしよう」と連呼している人をよく見かけますが、こういう人が問題を解決したことを見たことがありません。自ら脳に「焦れ、焦れ」と指示を出しているようなものです。それでは永遠に解決しません。
私も40年間生きてきて数え切れないほど問題に直面してきましたが、いつも「紙に書き出してみる」という方法で乗り切ってきました。どこか「他人事」というか、冷めた目で見ることが出来るので、「おやおや、大変そうですね」とすら思えます。
そうなるともう解决したも同然。他人の困りごとの相談に乗っているような気持ちになり、もはや「仕事」みたいにアイデアがどんどん出てきます。それを片っ端からやってみると、あら不思議。いつの間にか、問題が問題ではなくなっていたり、あっさり解决したりします。
「声に出す」というのも大事な要素です。出来るだけ「無責任」な言葉を声にしましょう。そうすることにより、深刻度が軽減し、気持ちが楽になります。どんな大問題であろうが「これは大変なことになってきましたよ、奥さん」とか言っておけば良いのです。思わず笑ってしまうような言葉であればあるほど、効果大です。
脳というのは、リラックスした状態が一番働きが良くなります。眉間にシワを寄せ、一人で悶々としていても、良いアイデアは思い浮かびません。それならいっそのこと、思いっきりリラックスした状態を作り出した方が、解決策は見つかりやすいです。
問題が発生したら、まずは整理してみること。それを「他人事」のように眺めてみること。声に出して笑い飛ばすこと。この順番でやれば、だいたいのことは解决します。これがフリーランスとして14年間生き残ってきた男の「活きた知恵」です。