塾や家庭教師にお金を払って、勉強を教えてもらう。こういう経験をしたことのある人は、かなり多いはずです。が、ビジネスになると、これをしない人がとても多いです。
試験には答えがありますが、ビジネスには「明確な答え」はありません。傾向と対策も過去問も当てはまらず、考える時間を与えられず、前触れもなく「即答」を求められたりもします。今年の正解が翌年には不正解のことになることもあります。
ということは、試験よりも更に「難しい」はずです。それなのに、他人に教えを請わずに、自力で何とかしようとする人が大半です。これは、どう考えてもおかしいです。
起業して3年後に5割の人が、5年後には7割の人が、10年後には9割の人が消えていくと言われています。消えていく人を観察していると、そのほとんどが、不慣れなビジネスを「自力」でやろうとした人たちです。
自分の力を客観視できず、あまりにも「過信」していたり、なんとかなるだろうと「楽観的」に構えていて、結局なんともならない人です。
本当に「なんとかなる人」なら、もう既になんとかなっています。残念ながら、あなたはなんとかなっていません。ということは、今の自分の力ではどうにもならないということです。
お金を払ってでも、他人に客観的に見てもらうとか、アドバイスを受けて、それを素直にやってみるということをしないと、今まで通りの結果しか出ません。
ということに運良く気付いた人から順に、本当になんとかなっていきます。なんとかなる人というのは、そのことに気付いて、行動に移した人のことを言うのです。