「どうしたら仕事に対するモチベーションを維持できますか?」と起業初心者の30代の方から質問されました。モチベーションが必要ない仕事をすることです。そうすれば、そんなもの気にしなくて済みますよ、と答えました。
仕事のやる気が出ないとか、モチベーションが上がらないといって悩む人は多いですが、根本的に間違っています。やる気が出ないことや、モチベーションの上がらないことを仕事にするから、そんなことを考えなくてはいけないのです。
やる気の出し方やモチベーションの上げ方を考えるなら、やる気やモチベーションが必要ない仕事を選ぶことに「全神経」を注ぎ込めば、問題は解決します。正確に言うと、問題自体が発生しなくなります。
やる気というのは「気」なので、流れや上げ下げがあります。常に同じ状態をキープするのは難しく、毎日変化します。モチベーションも同じです。常に同じモチベーションを維持することがどれだけ大変か、あなたも経験があるはずです。
それに比べて、やる気やモチベーションの必要ない仕事であれば、そんなことは考えなくて済みます。やる気を出さなくても、淡々とできる仕事。モチベーションがなくてもできる仕事。それは自分にとってどういうものだろう?ということを考えることが「第一歩」です。
私はコンサルタントいう職業をやり始めて、かれこれ15年経ちましたが、やる気なんて一切ありません。仕事に対するモチベーションなんて考えたことがありません。相談されたことに対して、淡々と答えているだけです。気合いも根性も必要ありません。
やる気やモチベーションを維持し続けるのは難しいです。数ヶ月や数年はなんとかなっても、10年以上は続きません。必ず、どこかで「ポッキリ」と折れます。
長く続けようと思ったら、そして成果を出そうと思ったら、やる気やモチベーションが必要ない仕事を選ぶべきです。あなたにとって、それはどんな仕事なのか?まずは自分の頭で考えてみましょう。
その仕事に対して、どのくらいの需要があるのか。うまくやっていくにはどうしたら良いのか。それを「プロ」に判断してもらうと、より精度が上がります。