売れない人を売れるようにするのは、はっきり言って難しいです。0→1の作業になるので、時間もかかります。売れる人をもっと売れるようにするのは意外と簡単です。1→5にしたり、5→10にする作業なので、あまり時間もかかりません。
日本一有名な経営コンサルティング会社である船井総合研究所の方針は、昔から一貫しています。「売れない人を助けようとするのではなく、既に売れている人をもっと売れるようにしなさい」です。
その方がはるかに簡単なのと、売れていてお金を持っている人でないと、船井総研の高額なコンサルティング費を払えないからです。ドライな考え方かもしれませんが、商売とはこういうものです。
私のコンサル費はそこまで高額ではありませんが、この考え方には概ね賛成です。コンサルタントは「どれだけお客様を儲けさせたか」で評価されます。それを達成するには、どうやっても売れない人を集めるより、既に「売れる要素」を持っている人を集める方が、はるかに楽で簡単です。そういう人が来るように、このブログも書いています。
うちのお客様の約半分は、既に売れている人です。が、そういう人に限って、自分がなぜ売れているのか分かっていません。そこが分かれば、その分野を伸ばしていけば良いだけです。そうすると、どんどん売れるようになっていきます。
- 人の話を最後までじっくり聞く体力
- 話を受け止める素直さ
- 読解力の高さ
売れるためにはこれらの要素が必要です。それらが無いと読めないように、わざとそういう文章ばかり書いています。すると、そういう人ばかり来るようになり、成果も出やすくなるので、私の評価も上がります。全て「計算づく」でやっているのです。これを「戦略」と言います。
まるで売れる要素の無い人がたまに来ますが、そういう人には正直にそう伝えるようにしています。そうしないと、その人の「貴重な時間」を無駄にすることになり、次へ進めないからです。
起業初心者でも、個別コンサルを通して、売れる要素が備わってくる人もいます。実績の出ている人の中にも、そういう人はたくさんいます。自分には、それがあるのか無いのか。そこを「見極めてほしい」という理由で、会いに来る人も多いですよ。