「薄給ながらも短期間で1000万円貯めた経験を盛り込みながらブログを書いております。その経験を活かして、週末起業でネット副業や貯金に関する講座を始めたいです」という相談を、会社員の方からされました。
ここ数年、こういう相談が増えています。給料が以前のように上がらないので、どうにか上手くやり繰りして、貯金を増やそうという人が多いのでしょう。雑誌やポータルサイトでも特集としてよく組まれています。
ポイントは、自身の体験を「1円単位」まで正確に記すことです。そうするとリアリティが出るので、読む方としては現実味が出てきます。
- 光熱費を月に200円節約して、年間で2,400円カット
- スーパーの特売日に豚肉を500g490円で買って冷凍保存
- 積立口座に毎月3万円ずつ入金
箇条書きで構わないので、こんな風に事細かく書くと、真似しやすいです。
よくないパターンは「それは、あなただから出来るんでしょ?」と読み手に思われることです。高給取りの外資系キャリアウーマンが月に10万円貯めるのは、さほど難しくありませんが、派遣社員が月に1万円貯めるのはけっこう難しいです。そこにどれだけ「歩み寄れるか」です。
よく考えてみてください。上手にやり繰りして貯金しようという人は、そこまで裕福な人ではありません。だからこそ貯金しようとするのです。ということは、そういう人の心理がどれだけ分かっているかが、勝負の分かれ目になります。
自分自身がそうであるなら「等身大」で書けますが、そうでないなら「薄給会社員」に関する漫画や書籍が本屋さんに山ほどあるので、そういうものを読んで参考にしましょう。
どこにどれだけお金を使っていて、どのような生活習慣を送っていて、なぜお金が貯まらないのか。よく分かると思います。
こういうものは、興味を持つ人は多いですが、お金を払ってまでサービスを受けようと思う人は少ないです。そこは意識しておきましょう。仮に有料で申込みがあればラッキーくらいのスタンスで気楽にやるのが一番です。