「イメージコンサルタントの資格を取ったものの仕事が全くありません」と、川崎市在住の40代の方から、泣きそうな顔をしながら相談されました。
これはよくある話です。資格を取ったものの、その資格を活かした仕事自体に需要がないので、こういうことが起こるのです。
資格を発行する側は「甘いこと」しか言いません。いかにこの資格を取っている人がたくさんいるか、活躍しているか、年収はいくらかという話ばかりします。
取っている人が多いということは、それだけ「誰でも、すぐに、簡単に」取れる資格だということです。そんな資格にどれだけの価値があるのか?という話ですが、聞いている時は脳が興奮しているので、冷静な判断ができません。気付いたら、講座に申し込んでいます。
活躍している人がいるとはいえ、それは「ごく一部」の話です。イメージコンサルタントとして本を出せるような人は、全体の「0,01%以下」です。今から参入して、そこまで残れる人は、どれだけいるでしょうか。
年収がいくらといっても、それはごく一部の人が「最も稼いだ年の収入」です。それが毎年続く訳ではありません。その資格を取った人がみんな、それだけ稼げる訳でもありません。
というように、客観的に見てみると、これがいかに「無理ゲー」か、よく分かると思います。資格を発行する側は、そんな「現実」は一切教えてくれません。それを言ってしまうと、商売として成り立たないからです。
稼げるようになる人は、資格よりも、その仕事にどれだけ需要があるかを見ます。どんな資格を取ろうが、その資格を活かした仕事に需要がなければ、仕事として成立しないからです。あなたに欠けているのは、こういう視点です。
最悪なのは、イメージコンサルタントはダメだからといって、また別の資格を取りに行く人です。こういう人がけっこう多いのです。そういう人で稼いでる人を一度も見たことありません。
【まとめ】
・資格よりも、その資格を活かした仕事の「需要」の方が大事
・「誰でも、すぐに、簡単に」に取れる資格に価値は無い
・資格を探すより、需要のある仕事を探すこと