世の中には次の3タイプがいますが、それぞれ違います。
- 勉強のできる人
- 仕事ができる人
- お金儲けが上手い人
生まれつき頭が良かったり、記憶力が抜群に良い人がいます。大学入試までのペーパーテストは記憶力と思考力と読解力が問われるので、これらが得意な人は良い点数が取れます。が、それが社会に出て活かせるかどうかは別問題です。「東大卒のポンコツ」なんて、山のようにいます。
勉強は苦手だけど、仕事ができる人もいます。人当たりが良かったり、周りに応援してもらえるキャラだったり、言われたことをすぐにやる人です。公務員や会社員に向いているタイプですが、大したお金持ちにはなれません。
勉強はできない、仕事も嫌い、でもお金儲けが抜群に上手いという人もこの世には存在します。学校の成績は悪く、面倒くさがりだけど、仕組みを作るのが得意とか、コミュニケーション能力に長けているとか、何かしら飛び抜けた才能がある人です。
不思議なのは、3つとも兼ね備えている人は滅多にいないということです。勉強ができて、仕事もできて、お金儲けも上手いという人はごく少数です。勉強はできるけど、お金儲けは下手とか、テストの点数は低いけど、仕事はできるとか、学歴は無いけどお金儲けは上手とか、持っている能力は、せいぜい1つか2つです。
肝心なのは、自分がどのタイプなのかを「把握」しておくことです。勉強が得意で有名大学出身だけど、お金儲けが苦手なら、公務員や会社員として出世を目指しましょう。下手に独立なんかしても、稼げるようにはなりません。
逆に、テストは苦手だけど、お金儲けは得意だという人は、企業に就職しても活躍できません。会社の仕組みや手続きの煩雑さ、給料の少なさにイライラして耐えられなくなります。そういう人はさっさと抜け出して、自力でなんとかした方が良いです。
どのタイプが良い・悪いという話ではありません。あくまで違いがあり、それぞれに適した「戦い方」があるよ、ということです。それに沿った人生を歩むと、必ず上手くいきます。