人は、言動より行動で評価されます。もっと分かりやすくいうと「言ったことより、やったこと」で評価されるということです。これさえ理解しておけば、口が達者じゃなくても、SNSでいいねやフォロワーを獲得しなくても、ブログでアクセスを稼がなくても、充分やっていけます。
口では何とでも言えます。どうせ、みんな覚えていません。だから、好き放題言っても大丈夫だと思っている人が多いのです。政治家を数名、思い浮かべみてください。言うことは立派でも、何一つ行動に移していません。だから支持率が下がるのです。
うだつの上がらないビジネスマンがよく言うのが「何か、面白いことを一緒にやりましょう」です。こういうことを言っている人で、本当に面白いことをやっている人を見たことがありません。それなら最初から言わない方がマシです。
本気でやる人は、一切公言せず、黙ってやります。間違っても「起業までのワクワク日記」なんてブログはやりません。そんなことにエネルギーを注いでいる場合ではないからです。
最近、「物静かな人やおとなしい人の戦略本」をよく本屋さんで見かけます。SNS全盛期で、あまりにも口だけの人が多い「反動」でしょうか。つべこべ言わず、やるべきことを淡々とやるだけで勝てますよ、という流れになってきてるんだなと感じます。
ネット上の「99%」は言いたい放題です。好きなことを好きなように発言しています。それはそれで構わないのですが、派手なことをネット上に書く人ほど、実力や実績が伴っていません。実力や実績が無いから、派手なことを言いがちだというパラドックスに陥っています。
「相談後1ヶ月後に月商100万円超えを達成!」と書いてある自称コンサルタントのブログをよく見かけますが、相手がどんな職業で、どうやったらそうなったのかは一切書いてません。つまり「でっち上げた嘘」だということです。もし本当に実現しているなら、堂々と書けるはずです。
人を見る際は、その人が何を言っているかよりも、その人が「何をやったか」を見るようにしましょう。その習慣をつけると「ハズレ」を引く可能性がグンと下がります。
最後に大事なことを言っておきます。もちろん、あなたも「評価の対象」として見られています。言っていることは派手でも、やっていることがショボければ、その程度の人物だと判断されます。世の中はとてもシビアで、ある意味、公平なのです。