フリーランス女性や女性起業家向けの集客方法と売上アップの成功事例集

女性起業家やフリーランス女性向けのビジネスコンサルタントとして16年間やってきました。アドバイスしたお客様のコンサル後の売上総額は「1億円」を軽く突破。集客の悩みを解消し、継続的に売上がアップするようにサポートします。

同業者と比較して少し安い価格をつけても儲からないのはなぜか?

価格設定で多いのが「同業者と比較して、少しだけ安い価格をつける」という方法です。価格しか優位性がない人がよくやりがちです。同業者がそれより安くしたら、優位性は一気に消滅するので、売れなくなります。結果的に儲かりません。

 

実際にあった例です。駅から徒歩5分圏内に同じような施術をするサロンが二軒ありました。一つは大手で、もう一つは自宅サロンです。自宅サロンのオーナーは、大手の値段に「合わせる」というやり方を取っていました。これが、そもそもの間違いです。

 

値段がほぼ同じなら、お客様は安心感やブランド力のある大手に行きます。どこの誰だか知らない個人がやっている自宅サロンに、わざわざ行く理由はありません。

 

しばらく続けていると、大手がそれよりも安くしました。大手は他にも店舗があり、全体で利益が取れれば良いので、多少の無理はききます。これで一気に個人の自宅サロンから大手に顧客が流れました。

 

この時点で「もしかすると潰れるかも・・・」と思い、オーナーが私の元に相談に来ました。アドバイスしたのは、シンプルなことです。「大手がやらないことだけやりましょう」とだけ言いました。

 

大手はどうしても効率を求めがちなので、施術を受ける側からすると「流れ作業」に感じます。この「真逆」をやれば、ウケるのではないかと考えました。

 

とにかく手間暇のかかる、長時間ゆったりやる施術だけにして、値段もその分上げてもらいました。すると、大手に満足していなかった人が、次々とやってきたのです。「こんなサロンをずっと探していました」と、よく言われるようになり、売上げも回復しました。

 

以前は、常に大手サロンのやり方を意識して価格を決めていましたが、お客様が「ここに来る理由」を作り出せば、関係なくなります。「安いから来る人」ではなく「ここじゃないとダメだから来る人」を増やせば良いのです。そういう視点で考えると、同業者との「安売り競争」から抜け出せますよ。

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