商売というのは全て、人が人に売り、人が人から買うという行為です。つまり、人のことが分かっていないと、商売はできません。逆にいうと、人のことが分かっていれば、商売はできます。
売れるようになりたければ、人の心理を理解することが、何より役に立ちます。売れている人というのは「どうすれば人に喜ばれるか」を真剣に考え抜いている人です。
人は、その時の気分で、買ったり買わなかったりします。人は、その人が好きかどうかで、買ったり買わなかったりします。人は、周りの雰囲気で、買ったり買わなかったりします。これらは、ビジネス書を読んでも理解できません。全て「感情の問題」だからです。
自分が買い物をする時のことを思い出してみましょう。ビジネス書に書かれてあるように、論理期な判断はしていないはずです。ほとんどの場合「なんとなく」で決めていると思います。その「なんとなく」の原因がどこにあるのか。それを探ることが、人間を知るということです。
SNSの勉強をしたり、AIについて調べる人が多いですが、そんなことをやるよりもっと前に、あなたが「やるべきこと」はあるのです。
ビジネス書を100冊読むより、人に興味を持って、観察力を身に付けましょう。小説を読んだり、映画を観たりしましょう。人を相手に商売するのなら、その方が圧倒的に売れるようになります。