起業の相談に乗っていて、この人は商売に向いてないなと直感的に思う人の特徴が3つあります。
- コミュニケーション能力が低い
- とにかく自己中心的
- 異常なくらいプライドが高い
まず「コミュニケーション能力が低い人」ですが、普通の会話がそもそも成り立っていません。こんなタイプです。
- 人の話を最後まで聞けない
- こちらの質問にまともに答えてくれない
- 自分の言いたいことだけを延々と話し続ける
商売というのは、何かしらの商品やサービスを「人が人に」提供する行為です。そこには必ずコミュニケーションが存在します。そこが欠けている時点で、商売以前の問題があるということです。
次に「とにかく自己中心的な人」ですが、起業を志す人の中にはかなり多いです。お金の計算ばかりしていたり、単なる思いつきや、自分がこれが好きだからという理由だけで、商品やサービスを他人に売ろうとするタイプです。想像力が無いなと思います。
商売というのは、売り手と買い手に分かれます。買うか買わないか、お金を払うかどうかの「決定権」は買い手にあります。ということは「買い手の都合」に合わせないと売れません。自己中心的な人は、常に「売り手の都合」で考えています。だから売れないのです。
最後に「異常にプライドの高い人」ですが、大手企業出身者や自称エリートに多く、他人の話が素直に聞けなかったり、過去のやり方に固執したり、自分ならこれくらいは出来るだろうと思い込んでいるタイプです。
ある意味、これが一番「タチ」が悪いかもしれません。過去の成功体験があるので、それを捨てない限りは前に進めないからです。
以上のような特徴を、本人はまるで「自覚」していません。それが最も残念なことです。そこに気付かない限り、売れるようにはなりません。
正直な話をすると、売れるようになった人の中にも、このような特徴を持っている人はたくさんいました。が、そのことを他人に指摘されて自覚し、素直にアドバイスに耳を傾けて実行に移したら、状況が改善しました。だから売れるようになったのです。
あなたもきっと、コミュニケーション能力が低く、自己中心的で、プライドの高いタイプだと思います。でも大丈夫。人は皆、そういう生き物だからです。現実を直視し、徐々に変えていけば良いのです。そう考えれば、商売なんて誰でも出来ますよ。