「起業したいなと思っているのですが、何をやろうか検討中です」という人が多いので、この本を一度読んでみてください、と最近は勧めるようにしています。
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「情熱大陸」という番組で小島よしおさんが密着されていた際に知った本なのですが、私が普段からブログでよく書いてあることがまさしく載っていて、発想や考え方は生物学者と同じなんだなと、ちょっと感動してしまいました。
- 雑草はどこにでも生えている訳ではなく、最適な環境を選び、戦略を持って、そこに生えている
- 予測不可能な環境では、小さなタネをばらまくことが大事
- 自然界で生き残るために必要なことは、他の生物よりも優れていることではなく、他の生物とは違う自分だけの「ポジション」を持つことである
- 自分が得意なところで勝負できる居場所を見つけることが肝心
- 小さな「ナンバー1」を組み合わせると「オンリー1」になれる
- 必ず勝てそうな場所を探し、そこに最大限の力を注ぐ
- 戦うためのオプションは多い方がいい
- うまくいってないのは、環境が合ってないだけかもしれない
たった188ページという薄い本ですが、内容はとても濃く、理解できるまで何度も繰り返し読むことをおすすめします。
起業する前にこの本を読んでおけば、大きく「間違える」ことはありません。既に他の人がやっていたり、競合が激しすぎることに参入するよりも、自分が得意で「これならできるかも?」ということを探してみようとか、挑戦してみようという気になると思います。
起業に失敗する人の大半は、何も考えていません。ノリや勢い、妄想だけで始めます。そこには緻密なリサーチや具体的な戦略はありません。それで成功するはずがありません。たった一冊でも、人が勧める本を読んでおけば、こういうことは回避できます。これ、本当の話です。
最後に、この本と関連する私の書いた記事も載せておきます。良かったら読んでみてください。