「笹野さんはお金持ちというイメージが強いんですけど、日常的に使っているもので、お金をかけているアイテムはありますか?」と30代の方に個別コンサルで質問されました。グラス、タオル、寝具にはお金をかけています、と答えました。
笹野家には「親からもらった身体に傷をつけてはいけない」というピアスやタトゥーを禁じるルールがあるのですが、最も厳格なものは「日常的に使うものにはお金をかけなさい」です。これは小さい頃からずっと言われていて、一人暮らしを始めてからも守っています。
グラスはこれまで色々と買ってきましたが、今は「うすはり」のグラスを使っています。
すぐに割れてしまうので、丁寧に扱う必要があります。これを日常的にやっていると、きれいな「所作」が身につきます。バカラも良いのですが、少し重いので、あまり好きではありません。もしもらったとしても、日常でガンガン使うと思います。
タオルは直接肌に触れるものです。だからこそ、良いものを使うべきです。個人的におすすめなのは、今治タオルの「雲ごこち」です。
南青山にお店があり、友人に子供が産まれたら、そこまで買いに行き、プレゼントすることにしています。「タオルデビュー」がこのタオルだという子供が、周りには何人もいます。もちろん、通販でも買えます。
過去には、ドバイにある世界唯一の「7つ星ホテル」で使用されているものと全く同じものや、5千円するバスタオルなんかも使っていました。他におすすめなのは、全国にある雑貨店KEYUCAの「マシュマルタオル」も良いです。
寝具で一番気を使うのはタオルケットです。これは季節を問わず使うものなので、どれだけ高くても、充分に元が取れます。ちなみに私は、これまた今治タオル製の1万円以上のものを使っていますが、すこぶる快適です。
グラスもタオルも寝具も、値段はせいぜい知れています。いくら「高級品」だといっても、数千円〜数万円レベルです。たったそれだけの投資額で、キレイな所作が身についたり、肌への負担を軽減できたり、睡眠の質が上がるなら、とてもコスパが良いです。
お金持ちほど、厳選された上質なモノを日常使いしているのは、こういうところに理由があるのです。