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若い頃の苦労は買ってでもせよ、というのは本当なのか?

「若い頃の苦労は買ってでもせよ、とよく言いますが、あれは本当でしょうか?」と、真面目そうな20代の方から質問されました。苦労はしないに越したことがありませんが、どうせするなら若いうちの方が「楽」です。

 

10代や20代の時に苦労しても、体力もあるし、その後の修正も効くので、まだ耐えれます。トラウマになるようなひどい苦労をしてしまうと、人格的におかしくなる場合がありますが、そこまでではないのなら、少しくらいの苦労をしておいても悪くはないでしょう。

 

私はサッカーの強豪校に進学し、そこがまるで「軍隊」みたいな学校だったのですが、理由もなく走らされたり、殴られることに憤りを感じました。だから理不尽なことには耐えれません。

 

最初に入った会社が「超ブラック企業」で、朝から翌朝まで働き詰めみたいなことがよくありました。体力があったのでまだ何とかなりましたが、ずっと続ける仕事ではないなと思い、すぐに辞めました。

 

10代や20代の頃ならこういう経験も出来ますが、これを40代や50代になってからやると、体がもたないでしょう。精神的にもおかしくなると思います。若いうちにやっておいて、つくづく良かったなと思います。

 

人は、自分が経験したことを他人にもしてほしいと思う生き物です。若い頃に苦労した人ほど「若い頃の苦労は買ってでもせよ」と言いたがります。戦争を経験したおじいちゃんや、貧しい家庭に育った人に多いです。その言葉が出てきたら、あぁ、この人は若い頃に苦労したんだなと思えばいいだけで、それが正しいかどうかは別問題です。

 

冒頭にも書きましたが、苦労はしないに越したことがありません。スムーズに、楽にできるなら、そっちの方が良いに決まってます。が、少しくらいなら経験しておいた方が、人としての「幅」も広がります。苦労を経験した人の気持ちも理解できるようになります。それらを踏まえた上で、どうするかは自分の頭で考えましょう。

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