個別コンサルで、日々、色んな人の話を聞いていると「師匠」や「メンター」というキーワードがやたらと出てきます。
- 師匠にこう教わった。
- 師匠はこのやり方で成功した。
- 師匠はすごい人だ。
落語好きな私にとっては、師匠というキーワード自体は、馴染み深いのですが。その師匠の教え・やり方が正しくて、本当にすごい人なら、その師匠から指導してもらって、売れるようになれば良いんじゃないのかな?と思います。
でも、そうではなく、私のところに来ている時点で、その師匠のことは「見限っている」か「信頼していない」ということです。そういう場合、考えられる可能性としては、以下の三つです。
- 師匠が本当は大したことない
- 師匠のショボさに気付いてしまった
- 師匠と合わない
師匠選びも、恋愛と同じです。少しでも「違和感」があった時点で、一気に関係は「破綻」します。いくら頑張っても、関係性が修復されることはありません。
律儀な人も多く、忠誠を誓おうとして、苦しんでいる人もいますが、そういう人こそ、師匠の元をさっさと離れるべきです。
落語の世界と違って、あなたの師匠は、あなたの人生の面倒は見てくれません。師匠の人生ではなく、あなたの人生です。自分で何とかしないと、道は開けません。
実力がなくて、ショボい人になればなるほど、自分の弟子を「囲いたがり」ます。実力がないことがバレるのが怖いので「洗脳」に近いことをして、必死に説得します。自分の元から、子飼いの弟子が離れていくのを、心の底で常に恐れています。
本当に実力のある師匠なら「他の人の意見も、たくさん聞くと良いよ」と言います。「自分の意見は間違っているかもしれないから、もっと広く見聞を広めなさい」とアドバイスしてくれます。その人のことを本気で考えているなら、堂々とそう言えるはずです。
まとめます。師匠やメンターに「違和感」があれば、いつでも変えて良いのです。あなたの人生です。あなたに選ぶ権利があるし、あなたに決める権利があります。師匠のことで悩みが出た時点で、その師匠の元は離れましょう。
大丈夫。世の中には、師匠やメンターになり得る人物は「山のように」います。あなたがまだ、気付いてないだけです。