「どんな人がフリーランスとして成功しやすいですか?」と、個別コンサルで川崎市在住の方に質問されました。「何かしらのスキルがあるのは当然ですが、どこかしら"極端"な人が売れやすいです」と答えました。
全体的にバランスの取れている優秀な人は、国家公務員になったり、大企業に勤める割合が高いです。大きな組織で仕事をするには、そういう能力が必須であり、必然的に、高学歴な人が選ばれやすいです。全体の比率でいうと「1%以下」です。
フリーランスで活躍できるのは、この「真逆」のタイプです。とにかくバランスが悪く、協調性にも欠けていますが、何かしら特別なスキルを持っていたり、考え方が偏っていたり、話が面白かったり、文章を書かせたら抜群に上手かったりする人です。これも全体の比率からすると「1%以下」です。
ほとんどの人は、優秀ではありません。かといって、何か特徴がある訳でもありません。まさしく、あなたのような人です。日本人の「98%」はここに分類されます。
人から言われたことはやりますが、自ら行動に移して価値を生み出そうという発想はありません。そんな人ばかりなので、生産性が悪く、売上も伸びないのです。これが日本人の給料が上がらない最大の原因です。
フリーランスとして活躍したいなら、「バランスの良い人」を目指してはいけません。そこには、あなたよりも優秀な人が「ゴロゴロ」います。だから勝てません。
そんな優秀な人が存在しないような分野で、あまり儲からなさそうで、手間暇のかかる、マニアックな分野を選びましょう。あるいは作り出しましょう。そういうことをコツコツやり続けていると、自然と「極端な人」になります。
世の中で活躍しているフリーランスは、全てこのパターンです。誰も見向きもしないような分野に挑戦し、誰になんと言われようと、「やりたいからやった」人です。このことを頭の片隅に置いて起業すると、成功しやすいです。