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フリーランスの価格設定とマーケティング戦略の成功例

「値上げラッシュの中で、価格設定に困っています」という相談が最近多いです。大事なのは「安く大量に売るのか」or「高いものを少人数に売るのか」を先に決めておくことです。そうしないと「戦略」を立てることが出来ません。

 

価格設定をする際、まずは高いか安いかを考える人が大半ですが、私の考えは少し違います。そもそも、これからの時代にフリーランスが「大量に売る」ということ自体が難しくないか?と思うのです。

 

これだけ価値観が多様化し、モノも情報も溢れ、コンテンツが増えている時代です。そんな状況で、自分のことを見つけてもらうことがどれだけ大変か。あなたのブログのアクセスやSNSのフォロワーの「増えなさ」を見れば、よく分かるはずです。

 

価格を安くするということは、大勢の人に買ってもらわないといけません。大手企業なら可能かもしれませんが、フリーランスが同じことが出来るとは到底思えません。

 

となると、ある程度の価格にしておかないと、事業として成り立たないということです。あなたの商品やサービスを買ってくれる「ごく少数」の人は、どこにいて、どんな情報を求め、何に困っているのか。その人にどのように魅力を伝えるのか。そこを徹底的に考える必要があります。

 

私は最初から大勢に買ってもらおうと思っていません。個別のコンサルティングなんて、大量に売れるものではないからです。なので、年間「100人」くらいに売れたら良いなと思っています。言い方を変えると、全国各地のマニアックな100人に向けて、日々、ブログを書いているということです。

 

最も安い単発コンサルの単価が10万円なので、これに100をかけると、年収で1,000万円です。これだけあれば充分に生活できます。そうやって価格設定しているのです。その結果、起業して15年も続けてこれました。

 

自宅でアロマエステサロンをやっているお客様の実例です。駅前の大手サロンと同じような価格設定にしていたのですが、それでは充分な売上にはなりませんでした。価格が同じなら、大手を選ぶ人が多いからです。

 

そこで思い切って値段を上げて、情報の出し方も変えてもらいました。すると、以前よりもお客様が増え、売上も上がりました。

 

大手では出来ないような面倒で手間のかかる施術に力を入れ、それを全面にアピールしたところ、そういうものを求めていたお客様に刺さりました。今では県外からも噂を聞きつけて来る人が増えているそうです。

 

安く大量に売るのか。高いものを少人数に売るのか。今一度、真剣に考え直してみましょう。どちらを選択するかによって、あなたの「戦略」が変わってきます。素人がプロに勝とうと思ったら、戦略がないと話になりませんよ。

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