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ワタナベ薫さんの手帳を毎年買っているのですが、人生が好転しません

「ワタナベ薫さんの手帳を毎年買っているのですが、人生が好転しません」と、私と同い年の方に相談されました。知らんがな、と言ってやりたい気持ちをぐっとこらえ、話をじっくり聞いてみることにしました。

 

ワタナベ薫さんの手帳が毎年出ているのは知っています。秋頃から店頭に並び始め、月日が経つごとに、他の女性起業家の「親玉」みたいな人の手帳も販売されます。もはや「恒例行事」みたいなものです。

 

手帳というのは肌身話さず持っていることが多いアイテムであり、お守りみたいな存在です。「神様」や「教祖」からすると、それだけ「忠誠心」や「依存度」を高められる、絶好のアイテムだと言えます。だからこそ、毎年販売するのです。

 

手帳の中身を見せてもらったのですが、だいたい想像通りでした。達成したいことや実現したいことを書き出し、それを何度も見返して潜在意識に刷り込むことによって、夢や目標を実現するという、よくある手法です。

 

これは別にワタナベ薫さんの「オリジナル」ではなく、昔からある自己啓発や自己実現のメジャーな方法で、他の人の手帳も、だいたい同じようなものです。

 

で、ここからが肝心なのですが、紙に書き出しただけで夢や目標が叶うなら、誰も困りません。毎年のように夢や目標を設定し、手帳に書き出し、繰り返し読み、潜在意識に刷り込んでも「叶わない」から、あなたは困っている訳です。

 

そのことに気付かないのは、購入する側だけであり、製作&販売する側は、きちんと気付いています。実際にコーチングを受けてもらうには、人数や場所の制限があるので、そこまで手広くやれませんが、手帳にすれば全国の書店やネットで販売できるので、儲けはその方が大きくなります。

 

ということに「ビジネスセンス」がある人ならすぐに気付くのですが、それが無いから、こうして毎年買ってしまい、書き出すことで満足し、具体的な行動を起こさないから、夢も目標も叶わないのです。

 

今まで同じやり方で成果が出ていないということは、そのやり方が「間違っている」ということです。やり方自体を変えない限り、成果は出ません。そんな話をすると「2024年版は買うのをやめます」と言っていました。

 

本当にそこで断ち切れたら良いのですが、こういう人は依存度が高いのと、根本的に人を信用していないので、また違う人の手帳を買うんだろうな、という気もします。

 

最後に言っておきますが、仕事のできる人は、こういう手帳は書いません。そもそも手帳を持っていません。スマホで全て事足ります。お金持ちや成功者は、荷物が重くなるのを極端に嫌がります。たぶん、ワタナベ薫さん自身も、使ってないと思います。

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