個別コンサルを受けてくれた人がよく言うセリフがあります。「今まで、周りに相談できる人がいませんでした」です。これを、週に何度も聞かされます。
人として、何がツラいかというと「誰にも言えない」ということです。一人で悶々として、抱え込んでしまっている。そういう人が、とても多いです。
子供の頃は、親が相談相手でした。学校に通い始めると、友達や先生が相談相手でした。社会に出ると、相談相手がいないことに気付きます。同僚や上司には言いにくいものです。しかも、あまり賢くありません。仕事ができるからその役職になった人より、単に年功序列でその役職に就いている人が、日本の会社には多いからです。
大人になって、色んな価値観に触れると、いかに親や先生が間違っていたかに気付きます。あれだけ偉そうに言っていたのに、それはごく一部の見解に過ぎない。そこに気付くと、信頼感は一気に崩れます。
友達は立場や環境が違うので、そこまで分かってはくれません。かと言って、ママ友には相談したくありません。というように、相談できる相手が、大人になると、どんどんいなくなるのです。
周りから見たら些細な問題でも、本人にとっては「大問題」です。それを分かってくれる人は、周りにはいません。そういう時、信頼できる相談相手が一人でもいると、気分的に楽になれるし、救われます。
何か悩みがあっても、あの人に聞けば良い。困った問題が起こっても、あの人に聞けばアドバイスしてくれる。そう思えるかどうかで、精神的な負担は大きく変わってくるのです。
今、あなたには、信頼できる相談相手がいません。いたとしても、本音では信頼していません。その証拠に、他の数名にも、同時に相談しています。だから、いつまで経っても、問題が解決しないのです。
まずは一人で良いです。心の底から信頼できる相談相手を見つけましょう。そうすれば、あなたの精神的な負担は、グッと軽くなるはずです。
