「どんな本を読んでいるんですか?」と聞かれることが多いので、いちいち説明する手間を省くために、それ用のブログを別に書いています。
個別コンサルに来てくれる人はこれを読んでいる率が高く、対面した際に「あの本を買いました」とか「自分では選ばなそうな本をたくさん知れて良かったです」と言われることが多いです。
本の一覧を見てもらえれば分かる通り、ジャンルは見事に「バラバラ」です。ビジネス書や自己啓発書の類は一切なくて、小説(ミステリーや刑事小説が多め)、エッセイ、旅日記、グルメ、酒、医学、建築、落語、デザイン、写真と多岐に渡っています。
なぜこんなチョイスになるのかというと、私は「仕事に役立てよう」と思って本を読んでいないからです。単純に読書が好きなので「興味があるから」とか「読んでみたいから」という基準で選んでいます。
好奇心が強く、興味の幅も年々広がっています。気になったものは片っ端から読んでいます。すると「こんな風に」なってしまうのです。
本屋さんで目立つところに展開されている本や、アマゾンのランキングに入っているような本は、みんな読んでいます。そういう本ばかり読めば読むほど「その他大勢」と同じになってしまいます。
私が選ぶ本は、マニアックなものが多いです。「この本を今読んでいるのは、もしかして日本で一人だけじゃないか?」と思うこともよくあります。そういう本ばかり読んでいると、他人が興味を持って会いに来てくれます。そこには金銭が発生するので、私の「利益」になるということです。
そもそも「仕事に役立つ本だけを読もう」という発想がダメです。みんなが読んでいる本を読んで安心している時点で、センスがありません。そんなことを繰り返していると、確実に「つまらない人間」になってしまいます。
最後に、私の大好きな森博嗣さんの名言を紹介しておきます。「本を読むことの価値の80%くらいは、どの本を手に取るか、ということにかかっている。つまり、自分が何を読みたいのか、ということに自分で答えることが、読書をする価値のほとんだと思う」
まさしく、その通りだと思います。自分が読む本くらい、自分で選びましょう。