ニュースサイトや朝の情報番組には必ず「占いコーナー」があり、見る気がなくても目に入ります。私は牡牛座なのですが、その日の1位になっていても、特に良いことは起こらないということに気付きました。ラッキーアイテムやラッキーカラーも当てになりません。占いとは、そのくらい「不正確」なものです。
数ヶ月単位で「調査」したことがあります。その日の順位と、実際に起こったことを照らし合わせるという方法で、どのくらい「当たっているのか」を確かめたのですが、ものの見事にハズレていました。
1位の日は、本当に何も起こりません。びっくりするくらい起こりません。「無事」という字の語源は「困ったことが起きず、何事もなく平穏なこと」ですが、その意味では当たってます。が、ネットやテレビで言うほど「超ラッキーなこと」はありません。
- 歩いていたらお金を拾った
- 仕事の依頼が来た
- 手土産やプレゼントをもらった
こういうことが起こるのは、占いの順位が低い日です。じっくり読んでみると「今日のあなたは大凶です」みたいなことが書いてあります。嘘つけ、と思います。
占いが好きな人や、占いを頼って、その日の服装や持ち物を決める人は多いですが、「それで本当に人生がうまくいっていますか？」という話です。それよりも、自分の「本心」に従い、やりたいようにやった方が、結果的にうまくいくことは多いのではないでしょうか。
という話を、うちのお客様である複数の占い師の方にしてみたところ「おっしゃるとおりです」と一様に答えます。やはり、占いというのはその程度のものであり、自ら考え、感じたままに行動したほうが、運は開けるということです。
ちなみに今日の牡牛座は7位で、ラッキーカラーはアイボリー、ラッキーアイテムはユニセックスの小物だそうです。象牙の指輪でも付けなさい、ということでしょうか。無茶なこと言うなと思いました。
