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失敗したくないという心理が強い人ほど、失敗の確率が上がるのはなぜか?

以前も書きましたが、最近、失敗したくないという人が本当に増えました。

→成功したい人より失敗したくない人の方が増えてきた件

こういう人を観察していると、絶対に成功しないだろうなと思います。

 

失敗したくない人のほとんどは「無難で手堅いこと」をやろうとします。既に多くの人がやっていることだったり、二番煎じどころか、百番煎じくらいのことをやりたがります。同じように思っている人が多いので、当然、競争が激しくなります。

 

そういう分野は、マーケティングや宣伝によって、やれることがやり尽くされています。先駆者が「限られた顧客」をとっくに捕まえているので、後から始めた素人が勝てる余地は残されていません。最初から「無理ゲー」なのです。

 

失敗したくないと思い、無難な道を選び、激しい競争にさらされ、もはや売れる余地が残されていない。まとめると、そういうことです。ここでいくら頑張っても、売上には結びつきません。

 

今の時代、何が当たるか分かりません。セブンイレブンのような大企業が、莫大な予算をつぎ込んでも、当たるのは「ほんの一部」です。だからこそ、あれこれと、色んな手を打つ必要があるのです。

 

成功しやすいのは、そもそも「成功しようと思っていない人」です。当たるかどうか分からないけど、とりあえずやってみようとか、他人からどう思われるかを気にせず、自分がやりたいからやっているとか、そういうタイプです。言い換えると「手数の多い人間」です。

 

失敗したくないという心理が強い人は、手数が少ないです。一回目の挑戦で、成功に結びつけようとしています。はっきり言って、それは無理です。よほどの天才でも、よっぽど運が良い人でも、かなり難しい話です。

 

あなたは、そんな「奇跡的な確率でしか起こらないこと」を目指しています。だからいつまで経っても、うだつの上がらない人生を送っているのです。そこから抜け出したかったら「発想の転換」をするしかありません。百発百中ではなく、百発一中くらいを目指すべきです。そのくらいの「余裕」があった方が、人生うまくいきますよ。

→失敗が怖い、失敗したくないという人によく聞かせる私の失敗談