「ブログから集客するにはどうしたらいいですか?」と個別コンサルで聞かれることが多いです。あなたが実際に体験したことをたくさん書いてくださいね、といつも回答しています。
話がつまらない人や、説得力のない人ほど、データや論理でなんとかしようとします。が、なんともなりません。それでは相手の頭の中に「映像が浮かばない」からです。
話のおもしろい人の特徴は、聞いている人の頭の中に「鮮明な映像が浮かぶ」ことです。初めて聞いた話なのに、まるで自分がその場にいるような錯覚に陥ることもあります。だから、ぐいぐい引き込まれるのです。これをやるのに最も手っ取り早いのが、実体験を話すことです。
本やネットに書いてあることは「他人の体験談」です。それをいくら読んでも「聞いた話によると・・・」になってしまい、いまいち熱量が上がりません。他の誰かが同じ話を読み、他人に話していることもあります。「その話、どこかで聞いたことあるな」と思われる可能性もあります。
実体験は「オンリーワン」の話です。あなたにしか話せません。だから貴重なのです。「大した経験なんて特にありません」という人ほど、じっくり聞いてみると、ユニークなエピソードを持っています。本人が気付いてないだけで、他人が聞くとおもしろい話は、人間誰しも持っているものです。それをそのままブログに書けば良いのです。
私のブログには「実体験しか」書いていません。お客様に直接聞かれたことに対する回答や、実際に言われたことを「そのまま」書いています。「笹野さんのお客様って、こんな人ですよね」と言われることが多いのは、その影響です。読んでいる人の頭の中に、鮮明な映像が浮かんでいるということです。
文章は下手でも構いません。起こった出来事を箇条書きにしたり、会話形式にすれば、文章力は必要ありません。下手に格好をつけて書くより、その方がよっぽど読まれるし、説得力もあります。そのことに気付くと、ブログはもっと書きやすくなります。