いくらIT化が進んでも、結局は人が人に向けて売っています。人が人から買っています。つまり、人間のことが分かっていないと、商売は出来ないし、お金にはならないということです。そういう意味では、心理学を学んでおくと、商売やお金儲けにとても役立ちます。
SNSをどれだけ頑張っても、それだけでは稼げるようにはなりません。Twitterを日に何度も更新したり、インスタグラムに「映える」写真を投稿したり、Facebookで人脈を増やしても、一円にもなりません。
そこに「売れる要素」のある商品やサービスがあるかどうか。それをお金を払ってでも買いたいと思ってくれる人が存在するかどうか。それが無い限り、SNSを熱心にやっても同じです。
SNSを一切使わずに、お金儲けが出来ている人もいます。そういう人は、人間の心理がよく分かっている人です。いつ、どんなタイミングで、何を必要としているのか。そこさえ分かっていたら、SNSが無くても稼ぐことは可能です。
読書リストを見てもらうとよく分かると思いますが。私はネットに関する本は滅多に読みません。それよりも小説の方がよっぽど仕事には役立ちます。人間のありとあらゆるパターン心理描写が克明に書かれているので、人にアドバイスする際にすぐに使えるからです。
個別コンサルでは、SNSの使い方の話はほとんどしません。5分もあれば充分です。それよりも多くの時間を「お客様はどう思うだろう?」とか「どんな人がどんな時に買いたいと思うだろう?」ということを追求することに使います。そうすると初心者でも売れるようになるからです。
心理学といっても、難しい本を読めと言うことではありません。他人をよく観察しているだけで心理学の勉強は出来ます。本を読んだり映画を観ているだけでも学べます。
身の回りにあることに注目するだけで、あなたの商売の可能性も「感度」も上がります。半径1メートル以内で起こっていることが理解できれば、どんどん売れるようになりますよ。