客観的に見て、これだけはやめた方がいいなと思うのが、電車の中でパソコンを使うことです。あんなことをやっている人間に、優秀な人はひとりもいません。瞬時に「無能だな」と思われるだけです。
新幹線のような座席でも、在来線のような横に長い座席でも、隣に人がいる時点で、パソコンを開けるべきではありません。隣にいるのがどんな人で、どこでどう情報が漏れるかが分からないからです。
私は、隣で開いているパソコンの画面上で「社外秘」という文字を見たことが何度もあります。社名が分かったら連絡してあげようかなと思いましたが、そこまでは分かりませんでした。
メールやチャットが「丸見え」の人もよくいます。相手の情報もダダ漏れになってしまうので、もし訴えられたら、確実に負けるだろうなと思います。
電車の中で堂々とパソコンを開け、他人に見られているのを気にしない人が、優秀な訳がありません。そういう配慮ができない人間だからこそ、要領が悪く、仕事が遅いので、電車の中でやらないといけない「事態に陥っている」のです。
先日、メトロ銀座線に乗っていたら、並んでいる三人が三人とも、パソコンを開けていました。ゲームの「ぷよぷよ」だったら消えるのになと思いました。仕事のできない人間が消えても、別に何の支障もないだろうなとも思いました。
こういう人に限って、「自分は仕事ができる忙しいビジネスパーソンだ」と本気で思い込んでいます。移動中もパソコンを触っていないといけないくらい、仕事熱心なんだと思っています。当然、そんなことはありません。単に、仕事が遅いだけです。
同じような人を、スタバでもよく見かけます。人がガンガン通っているのに、画面が見えるようにパソコンを開けています。なぜか、macにステッカーをたくさん貼っているところも共通しています。
カタカタとキーを叩く音がうるさいことに気付いていません。だいたいアップルのAirPodsを装着して音楽を聞いているので、本人は気付かないのです。どこまでも迷惑で、没個性の人たちだなと、逆に感心します。
仕事のできる人は、電車の中でパソコンを開けるようなことはしません。それまでに全て終わらせています。確認することがあれば、スマホでやります。メールの送受信くらいなら、それで充分だからです。
ましてや、隣に人がいたり、画面を見られる可能性があるような場所で、パソコンを開けるような「ガサツな行動」は取りません。それがどれだけ不格好で、リスクの高い行動かということを、よく分かっているからです。
仕事は職場か家でやりましょう。せいぜい、ドトールやファミレスくらいです。パソコンを開けても良いのは。それ以外のところでパソコンを堂々と開けている人がいたら、よく観察してみてください。「無能ですよ」と顔に書いてあります。